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日々の出来事や萌え語り等。偶に鬱状態になるので御注意下さいませ。
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リョウは非常に機嫌が良かった。
一昨日のバクラとの街に行く約束もそうだが、
昨晩バクラが今日の為にと街に行った際に
外出用の服を買ってきてくれたのだ。
今迄は家に籠って家事だけをこなす毎日だった為
外出用の御洒落な服などは当然持っていなかった。
其れを察してか昨日仕事から帰ってきたバクラが
リョウにシンプルながら清潔感あふれる服を買ってきて
プレゼントしてくれたのだ。
デザインはシンプルだが飾り過ぎず、地味すぎない
此の服がリョウの好みだった事もあって
プレゼントと言う事も踏まえて嬉しかった。
そしてその嬉しさから今日は早めに起きて
バクラから貰った服を着てみた。
サイズもピッタリで着心地も良く動き易かった。
新しい服を貰えた嬉しさからか朝食をいつもよりも奮発して見た。
バクラが起きて食卓に来ると何時もの倍くらい豪華な朝食に
思わず目を見開いた。
「おはよ、バクラ君!」
元気よく朝の挨拶をするリョウ。
「おう、はよ。」
挨拶を終えて食卓の料理を平らげる。
「えらく張り切ってんじゃねぇか。そんなに今日を楽しみにしてたのか?」
「そりゃ勿論だよ!其れから、此の服・・・」
「ん?お、昨日の奴か!結構似合ってるじゃねぇの!」
「えへへ・・・有難う!」
そんな事を話しながら朝食を済ませ、出掛ける準備を済ませる。
「準備終わったか?」
「うん、バッチリだよ!」
そう言葉を交わして家を出る。





2時間程歩くとバクラが毎日の様に訪れる街に辿り着いた。
想像以上に歩かれた所為かリョウは汗をだらだらとかいて
肩で息をしている。
「此れ位でもう疲れちまったのかよ?」
「だ、だって・・・今迄家から出ずに居たんだよ?
こんなに歩くなんて思って無かったから・・・」
「まさかとは思うが、お前と初めて会った時
あんな所で倒れてたのは体力が無かったのが原因か?」
「うっ・・・だって、僕外に出る事自体そんなに無かったから・・・」
リョウの言葉にバクラが眉をひそめる。
「リョウ、お前記憶が戻ったのか?」
「ううん。僕の記憶が無いのは何時から独りで
何処から来ているんだろうって事だけだから
此処での本の一時の生活についてはちゃんと覚えてるんだ。」
「そうか・・・また少しずつ思い出せれば良いな」
「そうだね、有難う。」
沈みかけたバクラの表情を見てリョウがバクラの手を握る。
「もう、バクラ君ってば僕の事深刻に考え過ぎだよ!
折角街に来たんだから今日は楽しもうよ!」
「ああ、そうだな。」
バクラの表情が幾分か晴れた事に安堵すると
リョウは疲れ気味だった体に一喝して歩き出す。

街を一通り見て回るとリョウとバクラの腹の虫が昼食を要求する。
2人共御互いの顔を見ながら苦笑する。
バクラが街に来ると高確率で来る店で昼食をとると再び街を歩き回る。
街というものを初めて見たリョウにとって
今自分が居るその場所に有る物全てが新鮮だった。
バクラと手を繋ぎ歩く街は輝いて見えた。
誰かとこうして手を繋いで外出するのは、
恐らく今日が初めての事だろう。
色んな店に連れて行かれ、色々なものを見せて貰った。
そこそこ日が傾き始めた頃、リョウがバクラの服の袖を抓む。
「ねぇ、バクラ君。そろそろ帰らない?
日も傾いてるし、夕飯の準備してないからそろそろ帰らないと
夕飯遅くなっちゃうよ。」
バクラは少しだけ視線をリョウから外して言う。
「あんま楽しくなかったか?」
何処か不満そうなバクラの問いに目を丸くする。
「え?そんな事無いよ!凄く楽しくて、
出来る事ならもっと街に居たいって思ってるし。」
リョウの大きな瞳にバクラは視線を合わせる。
「なら、良いんだ。」
「バクラ君?」
「今日は街の宿に泊まるぞ。」
「え、えぇ!?でも家は・・・。」
「今日は良い。明日の昼迄は此処で遊ぼうぜ?
何時も家に居たんじゃ息詰まるだろ?」
リョウが困った様な顔で少し考え込む。
そして困った様な、照れたような笑顔でバクラを見る。
「じゃあ、バクラ君の言葉に甘えようかな?」
リョウの言葉を訊いてバクラは満足げに笑う。
「んじゃあ、泊まる宿を探すか!」
嬉々としてリョウの手を引き歩き出すバクラを見て
リョウは穏やかな気持ちになるのを感じた。
闇人格×表人格女体化アンソロジー【右隣の女の子】 ばくらプチ告知サイト

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