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日々の出来事や萌え語り等。偶に鬱状態になるので御注意下さいませ。
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今日は了と花火大会に来てるの。
了は屋台で買ったかき氷を美味しそうに頬張りながら
花火が上がるのを子供の様にまだかまだかと待っている。
無邪気で、本当に可愛い兄だ。
私が浴衣を着た姿を見た時も可愛いって言ってくれて・・・・本当に嬉しかった。
今は私の隣でカキ氷を頬張りながら夜空を見上げている。
花火を此処まで楽しみに待てる高校生なんて了ぐらいだろう。

数分後、花火が上がり、了も喜んでいる。
こんな事で素直に喜べる了が凄い。
了の視線が花火に集中した時だった。
「獏良君!」
「あ、遊戯君!皆も!」
了のクラスメイトだ。
了は花火から視線を逸らすと、クラスメイト達の方に駆け寄っていった。
本当に嬉しそうに・・・・
そう思ってる私の気持ちを他所に了は私の手を引いてクラスメイト達に
私を紹介した。
「この子が妹の天音。僕と違って活発で明るい子なんだよ~」
「へ~外見同じなのに中身は真逆なんだな」
「城之内、お前獏良と全く同じ奴が居たらどんだけ大変だと思ってんだよ!
大体、幾ら双子でも性格が違わないのなんて見分けが付かないだろ。」
「本田ぁ~獏良と天音ちゃんがどんなに似てても成長してきゃ見分けも付くだろ~?」
「ちょ!?何言ってんだよ!馬鹿!」
「え?何の話?」
「ば、獏良君は知らなくても良い事だよ!」
「そうなの?」
「そうだよ!うん!知らなくて良い事だから!」
遊戯・・・って言ったかしら。
そのちっさい子の言う事に特に疑問を抱く訳でもなく、了は「そっか~」とそう言っていた。
了は、クラスメイトと居る時、私と居る時とは違う感じがした。
私は了の双子の妹で、了のことは何でも知ってると思ってた。
でも幾ら双子でも知らない事なら沢山有る。
そう思うと、自分よりもクラスメイト達の方が了の事を知ってる気がして・・・・
私はその場に居たくなくて、一言「私あっち行ってるね。」そう言ってその場を去った。
あれ以上はもう耐えられない。
了もクラスメイト達も私の方を見ていた。
でも私は振り向かなかった。
ううん、振り向けなかった・・・・
だって、振り向いたら・・・・余計に辛くなりそうだったから・・・・。

少し離れた川原で花火を見た。
本当に、綺麗だった。
私もあれくらい綺麗だったら了を振り向かせられる?
私だけを見てくれる?喜んで、微笑んでくれる?
了は双子の兄だって解ってるのに・・・・どうしてこんなに胸が痛いの?
どうして・・・・
「天音!」
了が息を切らせて私の所まで走って来てくれた。
そんなに必死に走らなくても良いのに・・・・
「どうしたの?何で急にあんな事言ったの?」
「何でも無いよ。意味なんて無いよ。お兄ちゃんは気にしなくて良い」
「本当に、何でも無いの?」
「うん、本当だよ。」
「・・・・・そっか。」
その時の了の顔は少し寂しげだった。
そんな顔しないで・・・・そんな顔されたら・・・・
「花火、終わっちゃったね・・・・」
「え?」
「あと一回、大きいのが上がったら本当に終わりだよ。」
気付かないうちに花火は最後の一つだけになっていた。
「綺麗だったね。」
そう言うと、了は少し悲しそうな表情を浮かべた。
了が歩き出す。
「?見ないの?」
「うん・・・何か、最後のを見たらああ終わりだなって思っちゃうから」
「そうなの?」
「うん。何か寂しくなるから。だから見ないんだ」
了がそう言った時、私の中の何かが私を動かした。
「了っ!」
「え?」
私は了の浴衣の袖を掴んだ。
胸が張り裂けそうで、苦しくて、泣きそうだったけど私は了を引き止めて聞いた。
「了は、私の事・・・どう思ってるの?」
「え?天音?何言って・・・」
「教えて!了にとって私は何!?」
思わず怒鳴ってしまった。
了は目を丸くして私の方をジーっと見ている。

「私は了の事、好きだよ!」
瞬間、最後の花火が上がった。
私の声など消し去って、了には聞こえないように・・・・
意地悪・・・・。

「うん、僕も天音が好きだよ。」
「!?」
聞こえていないと思っていたのに・・・・
「だって、僕らは双子の兄妹だろ。大切に決まってるだろ!」
「あ、うん。そうだね・・・」
ああ、兄妹としてか・・・それもそうだよね・・・

心の中がスッキリしないまま今年の花火大会は幕を下ろした。闇人格×表人格女体化アンソロジー【右隣の女の子】 ばくらプチ告知サイト

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七夕、織姫と彦星が年に一度会える日。
沢山の人が願い事をする日。

獏良は自室で短冊に願い事を書いていた。
「これでよし。」
そう言うと後ろから声がした。
「何が良いってんだよ?」
バクラがじっと獏良を見詰めている。
「君には関係無いだろ」
冷たくそう返すと、バクラの眉間に皺がよる。
「俺に関係無いだと?」
「そうだよ。だから早く心の部屋に戻りなよ」
別に獏良が何を隠しても暴けない事も無いが、今はそれよりも獏良の態度に腹が立った。
「ああ、そうかよ。なら戻らせて貰うぜ。」
バクラの事など気にもせず短冊を飾る。
マンションなので大きな笹は置けないので少し短めのを置いておいた。

「願い事、叶うと良いなぁ」
そう言って獏良は自室に戻って行った。

久しぶりにフィギュアを作ろうと思い、紙にデザインを描いて行く。
すると、窓から生暖かい風が吹いてきた。
獏良は背後に何かの気配を感じて後ろを振り返る。
どうせバクラだと思って振り返ると其処には死んでしまった筈の天音が立っていた。
「え!?とうして!?」
「どうしてって、お兄ちゃんが私を呼んだから」
そう言って獏良に近付いて、獏良の手を握る。
「何で?何で触れるの?」
「質問が多いわね。今日は心優しい織姫さんと彦星さんが
お兄ちゃんの願いを叶えてくれたって言うのに。」
そう言って天音が顔を近づけてくる。
「え?え?ちょ、ちょっと待って!」
「何?」
天音が訊くと、獏良は頬を赤らめてこう言った。
「僕達、兄妹だよ?兄妹でこんな・・・」
「良いじゃない。キスくらい。それともお兄ちゃんは私のこと嫌い?」
「そうじゃない・・・そうじゃないけど・・・・」
「何も考えないで。今この瞬間だけ常識的な考えは捨てて。」
そう言って天音は獏良の唇に優しく口付けた。
感触は確かにある。・・・だが、何故触れられるのか?
「お兄ちゃん、大好きだよ」
「僕も、天音の事好きだよ・・・」
獏良の顔が真っ赤になる。
それを見て天音が笑う。
「その調子だとやっぱり彼女は居ないのね」
突然の言葉に戸惑う。
「僕は・・・・恋愛とかよりもゲームの方が好きだし・・・」
「お兄ちゃんなら彼女の一人や二人、簡単に出来そうなのに。」
「別に、彼女なんていらないよ。僕には・・・」
言葉を遮るようにまた天音がキスをしてきた。
「言わないで。ちゃんと解ってるから。」
「え?それ、どういう事?」
「当ててみてよ!何で解るのか」
そう言って獏良をからかうと・・・
「じゃあ、もう行くね。」
「え?」
「もう、時間だから。もっと一杯話したかった。もっと一緒に居たかったけど・・・
これ以上は無理みたい。」
「待って!天音!僕、まだ・・・・」
「何?」
「僕は世界の誰よりも天音の事が好きだよ!」
「!?」
獏良の唐突な言葉に戸惑う。解ってはいたが、面と向かって言われると恥ずかしい。
「もう、お兄ちゃんは言うのが遅いよ」
「御免ね。来年はもっと早く言うから」
「そう。じゃあ、またね!」
そう言って天音は消えていった。

「あれ?」
獏良は寝ぼけた声でそう言った。
どうやらフィギュアのデザインを考えている内に眠ってしまったようだ。
「夢・・・だったんだ。そうだよね・・・あんな事あるわけない。」
そう呟くと掌に何かを感じた。
手紙。
小さな手紙が手の中にあった。
天音からだった。
それを読むと、獏良の目から涙が溢れ出した。
「夢じゃ・・・なかった・・・」
その日、来年からはちゃんと準備しておこうと思った。

誰よりも愛おしい、私のお兄ちゃん。
どうか元気で居て下さい。
天国から見守ってます。
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暗闇の中大きな邪念の塊のような球体が浮いていた。
それは徐々に人の形に変わっていく。
その姿は白銀の髪と細身の体。さっきまでの黒は何処かに消えてしまった様に白い。
だが中身はどんな色よりも深い漆黒。

その直後、獏良は学校の課題を終えて眠りに着いていた。
そして堕ちていく。
何処までも暗い世界に。

「此処は・・・何処?」
そこは今まできた事の無い空間だった。
バクラの空間とは違う空間・・・
すると背後の気配に後ろを振る向く。
そこに立っていたのは自分そっくりの女。
「え・・・?」
それはそこに入る筈の無い人物・・・交通事故で死んだ妹の天音だった。
「な、何で!?」
天音は黙って獏良を抱き寄せた。
そして耳元で囁いた。
「我を受け入れろ。人間」
「!?」

その言葉を聞いて天音の顔を見ると、その目はどこか冷めた目をしていた。
そして獏良の首筋にキスをした。
そして再び耳元で囁く。
「お前は我を受けれる。決まっている事なのだ・・・・正しくは受け入れざるを得ない・・・か」
「な、何を言って・・・っ!?」
その言葉を遮る様に天音の姿をした女が獏良の唇にキスをした。
その瞬間獏良の体に黒いものが入り込んできた。
「!?」
「これでもう、お前は我から逃げられない。お前は我のモノだ。
お前が千年アイテムに興味を持つ限り、お前は我から逃げたくても逃げられぬ。
さっきお前の中に入り込んだのはお前を我に依存させるものだ。」
「な、に・・・を・・・いって・・う・・ぐっ・・・」
さっきの黒はどんどん獏良の精神を蝕む。
その光景を女はじっと見つめていた。
「愛おしい最高の宿主よ・・・」
そういって女は闇の中へ消えていった。

目を覚ますと、体が思うように動かない。
獏良は昨日闇の中で出会った天音そっくりの女の事は覚えていなかった。
ただ、体がダルイという事で風邪だろうと判断し、学校を休んだ。
昨日の闇の中での会話も出来事も全て天音そっくりの女によって最初から無かった事にされている。
残るのは、体と精神を侵す闇だけ。

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僕の中に住み着いたもう一つの存在。僕は『それ』に日々怯えていた。
また傷つけられるのか、また友達を失うのかと・・・
そんな状況から僕を救ってくれたのが遊戯君だった。彼も一つの体に二つの魂が宿っているのだと言う。
有り得ない話だけど、でも僕も実際経験したから自然と信じる事が出来た。何より、千年リングの邪念から僕を解放してくれたのだから。
でも・・・どこか寂しくて、僕は無意識の内に千年リングを求めていた。危ないのは誰よりも自分がよく知っているのに・・・それなのに求めてしまう。頭では解っていても体が勝手に動いてしまう。身に着ければまた傷つけられるかもしれないのに・・・どうして?
こんな事の繰り返しで結局僕は彼から解放される事はなかった。千年リングがある限り、その秘密を知りたいという欲望に呑まれて千年リングを手に取ってしまう。

まさか、自分が彼に依存してるなんて気付く事もなく・・・
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性別:
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誕生日:
1992/06/25
職業:
社会人
趣味:
御絵描き・読書
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